肌荒れについて

肌荒れについて
肌荒れについて

肌荒れがなかなか治らず皮膚科にずっと通院されている方も多いと思います。特に女性は、肌を綺麗に保ちたい方がほとんどだと思います。

  • 肌荒れ
  • ニキビ
  • 口内炎
  • アトピー性皮膚炎
など様々ですが、ではどこに本当の原因があるのでしょうか?通常は、ストレスや疲れ、年齢、ホルモンバランスの乱れなどと言われていますが、実際はどうなのでしょうか?

肌荒れの原因

肌の状態は、身体の内部の状態で決まります。つまり、身体の状態が良ければ肌荒れは少なく、身体の状態が悪ければ肌は荒れていきます。基本的には下記の3つで肌の状態が決まります。

  • ❶自律神経系
  • ❷胃腸の状態
  • ❸免疫力

❶自律神経失調症

自律神経系は内臓や身体の機能を全て支配しているもので、自律神経系が乱れることで内臓や身体の機能が全て低下してしまいます。肌や粘膜の状態も全て自律神経系がコントロールしているので、自律神経失調症の方は肌荒れしやすくなってしまいます。特に、アトピー性皮膚炎は自律神経失調症が原因で引き起こされることが多いため注意が必要です。

❷胃腸の状態

胃腸の状態が悪いと栄養の吸収の力が低下してしまいます。そうなると身体の機能を正常に保つ力が低下して、その影響が肌や粘膜に出てきます。また、身体に不要な老廃物を確実に排泄するためにも腸の動きも大切になります。しかし、腸が正常に働かないと排泄物も身体に残りがちになり、肌や粘膜にも悪影響が出ます。口内炎などもこの様な原因で引き起こされることが多いです。

❸免疫力

免疫力が低下していると、菌やウイルスの影響を受けやすく、肌や粘膜などにはすぐ影響が出ます。ニキビや口内炎なども免疫力が高いとできにくいですが、免疫力が低下している方はすぐにニキビなどができてしまいます。免疫力を高めておくことが肌や美容のトラブルを防ぐにはとても大切になります。

通常の治療方法

塗り薬、飲み薬

肌荒れの根本的な治療方法

通常は、塗り薬などで緩和させることが多いかと思いますが、根本的な原因を取り除かない限り、肌荒れを繰り返してしまいます。また、肌荒れが改善しないとどんどんと強い薬になっていき、身体への副作用の心配が出てきます。特に、ステロイド系の薬はとても強く、身体への負担は大きくなります。特に子供でもステロイド系の薬を使用している方もいますが、できれば早期に薬を止めて、根本的な治療をしなくてはいけません。

肌荒れ、ニキビ、口内炎、アトピー性皮膚炎などの原因は

  • 自律神経失調症
  • 胃腸の不調
  • 免疫力の低下

となるので、これらを根本的に治すことが必要となります。

自律神経失調症になってしまう原因は、自律神経系の出口がある背中で神経を潰してしまうことにより、交感神経が過度に優位となり身体の機能や内臓の働きが悪くなります。自律神経失調症を治すには脊椎調整により、その神経の圧迫を取り除くことで根本的に治すことができます。薬では根本的に治すことは困難です。(自律神経失調症に関しては、症状一覧の中の『自律神経失調症』でも詳しく説明しております)

胃腸の不調になってしまう原因は、ストレスや疲れ、加齢などではなく、胃腸を支配している神経を圧迫してしまうことにより、脳からの指令が正確に胃腸に伝わらないからです。そのため、いくら胃薬や整腸剤を飲んでも、その時は改善したとしても根本的な解決にならず、ずっと症状は消えません。胃腸の不調(逆流性食道炎、胃炎、吐気、気持ち悪さ、下痢、便秘、過敏性腸症候群)などを根本的に治すためには、脊椎調整により胃腸の神経の圧迫を取り除く必要があります。(胃腸に関しても、症状一覧の中の『胃の不調』『腸の不調』でも詳しく説明しております)

免疫力を低下させる原因

  • 自律神経失調症
  • 胃腸の不調
  • 代謝の低下

免疫系も、自律神経系がコントロールしているため、自律神経失調症になると免疫力は大きく低下します。また、胃腸が悪いと大切な栄養素の吸収が悪くなり体力が落ちます。そして、運動不足などにより代謝が低下することで体温も低下し、免疫力は弱くなります。

肌荒れ、ニキビ、口内炎、アトピー性皮膚炎などを根本的に治すためには

  • 自律神経失調症
  • 胃腸の不調
  • 免疫力の低下

を治すことが必要となります。

肌荒れやアトピー性皮膚炎などの回復には時間がかかります。自律神経系、胃腸系、免疫系が治ってから身体の機能が正常に戻り、その後少しずつ肌が綺麗になっていきます。現在ある肌や粘膜の状態は、数ヶ月前の身体の状態が現れていると思って下さい。

現在、皮膚のトラブルで治療を受けている方も根本的な治療について考えてみてください。肌荒れも根本的に治すことが大切です。

症例:30代 女性

数年前から肌荒れがひどくなり、何度か皮膚科を受診。原因不明とされ、塗り薬を処方された。薬を長期で使ったものの、肌荒れは改善せず。その後、肩から腕、背中、太ももあたりの肌荒れが更に悪化。

当院を受診。自律神経系と胃腸系の神経の出口を調整。週1、2回程度の脊椎調整を数ヶ月続ける。その後、肌の状態は少しずつ回復。4ヶ月頃には、背中や太ももの肌荒れはほぼ消失。5ヶ月以降では、腕の肌荒れも回復。それ以降もケアを続け、肌は良好な状態を維持している。

症例:40代 男性

7、8年前くらい前から肌荒れや痒みが出始め、医療機関を受診。アトピー性皮膚炎と診断された。塗り薬と飲み薬を処方され、使用する。薬の作用により、症状は落ち着くこともあったが、根本的な治療ではないため治ることはなかった。

当院を受診。脊椎調整を開始。週2回程度の治療を数ヶ月続ける。治療開始から2ヶ月程度で、肌の赤みが改善し、痒みも軽減。3ヶ月程度で、肌の状態はかなり回復し、薬の使用を中止。4ヶ月程度で、少しだけ肌荒れが残ってはいるものの、肌の状態は良好。その以降、ケアを続け良好の状態を維持している。

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