その痛み、全て関節リウマチが原因?
《関節リウマチの方、その痛み全てがリウマチが原因でしょうか?》
関節リウマチの患者さん。
60代 女性。
40代くらいから腰や膝の痛みがあり、50代に入ると指の関節のこわばりなどが出てきたため、医療機関を受診。関節リウマチと診断された。薬で治療を続けたものの、腰や膝の痛みは悪化していった。医療機関で相談しても、『リウマチのせいなので、腰や膝の痛みは治りません』と言われてしまう。
当院を受診。腰と膝の治療を開始(腰椎調整と膝関節の調整)。通院から4回目程度で、膝の可動域は改善し始め、腰痛も軽減。通院6回目程度で、歩行時の痛みは消失。通院8回目程度で、膝の可動域は正常になる。通院11回目程度で、腰と膝の痛みはほとんどなくなる。
確かに関節リウマチの方は、関節の変形が進行しやすくなってしまいます。しかし、腰や膝が壊れていく過程や、痛みの出るメカニズムは通常の方とあまり変わりません。
この方も、リウマチを発症してしまいましたが、もともと腰椎に圧迫があり神経を潰していたため、腰痛が出ていました。更に、大腿神経痛と坐骨神経痛もあったため、膝の負担が大きくなり変形性膝関節症も発症していました。
リウマチの薬を飲んでいても、腰椎の圧迫や膝関節の変形を治せる訳ではありません。リウマチの方も、そうでない方も、調整治療・脊椎調整により圧迫を改善させ、痛みを取り除くことはできます。また、リウマチだから変形の進行は止まらない、と言うこともありません。腰椎調整と膝関節調整により、圧迫を取り除き続けることで、変形の進行を最低限にすることができます。リウマチの方こそ、調整による治療が不可欠となります。