症状や痛みがあるのに何故検査は異常なし?その理由について
症状や痛みがあるのに何故検査では異常なし?その理由について
最近、医療機器の進歩により検査の技術は非常に向上しています。例えば、血液や尿の検査だけでも身体の状態を知ることができたり、画像診断も以前よりも格段に正確に見れる様になりました。
しかし、なぜ痛みや不調があって医療機関で検査しても、原因不明や異常なし、と言われてしまうことが多いのでしょうか?
当たり前ですが、症状があるのに、異常がない訳がありません。原因があるから症状や痛みが出ます。
例えば、腰痛や坐骨神経痛が明らかにあるのに、レントゲンやMRIなどの画像診断をしても特に異常がないと言われる‥
その理由は、『神経の圧迫が見えない』からです。椎間孔(脊椎と脊椎の間にある孔)が狭くなり神経を潰しているところは、非常に細かな部分で画像で見ることは困難です。つまり、MRIでさえ見えない細かな部分で画像では写り難いと言うことです。そのため、腰椎にトラブルがあるにも関わらず、画像上は異常が発見されないのです。
しかも、画像上異常がないと、『腰には何もトラブルがないので、ストレスや思い込みで腰が痛いと感じているのでしょう。心療内科を受診してください』とあり得ないことを言われてしまうこともあります。ストレスや思い込みで痛みなど出ません。
もう一例を挙げます。
不眠や長引くだるさなど体調不良で受診し、血液検査や尿検査しても異常がないとされる理由‥
通常、感染症や特別な病気が発見されなければこの症状は自律神経失調症が原因となります。自律神経失調症は、検査などで結果が出るものではありません。
また、胃が悪く、吐気や気持ち悪さが続く方が胃カメラでの検査をする方もいらっしゃると思いますが、異常がないと言われることが多いですよね。そして、ストレスのせいで済まされてしまいますが、もちろんストレスのせいではありません。これは、胃を支配している神経を背中で潰してしまい、胃が正常に動いていないからです。このまま放っておくと、逆流性食道炎や胃炎となり、最悪の場合、胃潰瘍となってしまいます。
この様に検査の技術が向上したとしても、実は本当の原因を見つけることは非常に難しく、神経の働きを正確に把握している専門家しか正しい判断ができません。
吉田原整骨院
松本市、塩尻市、安曇野市を中心として
正確な検査を行います。