2019年10月16日

テニス肘、ゴルフ肘、五十肩

肩・肘のトラブルについて
肩・肘のトラブルについて
  • テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
  • ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
  • 四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)
  • 石灰沈着性腱板炎
肩や肘のトラブルは、上記の様ものが有名ですよね。 『使いすぎだから』 『歳だから』 と良く言われていまうと思いますが、 本当にそうでしょうか?

肩や肘のトラブルの原因

テニス肘やゴルフ肘は通常は腕の使いすぎと言われることが多いと思いますが、本当の原因は頸椎にあります。腕の筋肉は全て頸椎の神経が支配しています。腕を動かせるのは、脳の指令により腕の筋肉が収縮し動きます。

しかし、頸椎で神経を圧迫してしまうと、情報が狂ってしまい、勝手に信号が発信され腕の筋肉が緊張してしまいます。そのため、腕の筋肉の付着部(肘の周囲)にストレスをかけ痛みが現れます。それがテニス肘やゴルフ肘の痛みの本当の原因です。もちろん、過度に使うことも影響がありますが、頸椎に何のトラブルもなければ使っても肘に痛みが出ることは非常に少ないです。頸椎にトラブルがあり腕に少しでも張りがあると、ちょっと無理すればすぐに痛みが出てしまいます。


四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)も通常は年齢のせいとされていますが、実際年齢は全く関係ありません。

肩関節周囲炎も頸椎の神経痛により引き起こされます。肩や肩甲骨の周囲も全て頸椎の神経が支配しているため、頸椎で神経を圧迫することによる神経痛の痛みが肩や肩甲骨に出ます。さらに、神経痛により肩甲骨周りの筋肉が緊張し、肩や肩甲骨の可動域制限が起き、年々肩が壊れていきます。これが四十肩、五十肩の本当の原因です。年齢は一切関係ありません。

通常の治療方法

湿布、痛み止めの薬、痛み止めの注射、サポーター、マッサージ

肩や肘のトラブルの根本的な治療方法

テニス肘、ゴルフ肘、五十肩ともに原因が頸椎の神経痛によるものなので、頸椎の調整を行い、頸椎で潰してしまっている神経の圧迫を取り除く治療が必要となります。  

テニス肘やゴルフ肘は、頸椎調整により頸椎での神経の圧迫を取り除いてから、腕の筋肉の張りが消失した後から痛みが取れていきます。そのため、頸椎が治ってから少し時間経ってから肘の痛みが取れます。

五十肩の場合には、頸椎の調整に加え、肩関節、肩甲骨調整を行うことにより早期に改善が見られます。逆に肩や肩甲骨だけ治療をしていても根本的な回復は見込めません。


通常の治療(湿布、痛み止めの薬、注射、マッサージ)では痛みや症状の緩和にはなりますが、根本的な治療にはならず、痛みはずっと消えることはありません。しかも、年数が経つほど治すことが難しくなっていきます。

石灰沈着性腱板炎と呼ばれ、レントゲンで肩関節周囲に石灰が写るものもありますが、実は石灰自体はあまり痛みの原因とはなりません。この様な患者さんも多数来院されていますが、頸椎調整と肩関節・肩甲骨調整により回復しています。

石灰が痛みの原因ではないので、痛みが回復してもレントゲンでは石灰は写ります。石灰は身体のどこにでもできる可能性があり、かなり大きくならない限り重大なトラブルにはなりません。肩が痛い方が、レントゲンを撮った際にたまたま写るだけのことです。

症例:60代 男性

右肘に痛みがで始める。仕事は、機械の修理などで腕を使うことが多い。年々痛みが悪化していたので、医療機関を受診。テニス肘と診断され、痛み止めの薬と湿布にて治療。しかし、痛みが取れることはなく、当院を受診。

頸椎の5番、6番の調整を開始。通院5回目程度で、肘の痛みが軽減し始める。8回目程度で、仕事中の痛みも改善し、力仕事も可能になる。11回目程度でほぼ全ての痛みと症状が消失。

症例:50代 男性

数年前から左肩に痛みが出始める。痛みは徐々に悪化し、肩が上がらなくなる。夜も痛みがあり、眠れない日も。肩の痛みも強くなり、仕事にも影響がで始める。動かさなくても痛みが強い日も出てきたため、医療機関を受診。
肩関節周囲炎(五十肩)と診断される。湿布や痛み止めの薬などで治療するも全く改善せず。

当院を受診。頸椎5番、6番、7番の調整と、肩・肩甲骨の調整を開始。通院4回目程度で肩・肩甲骨の可動域が回復し始める。通院7回目程度で、夜の痛みはほぼ消失。9回目程度で、可動域制限は完全に回復し、肩の痛みも改善。通院13回目程度で、肩の動きも回復し、痛みも消失。仕事での痛みもなく、良好な状態に。
肩と肘のトラブルのまとめ

画像検査をして、肩や肘に特別な病気がないか検査をして、異常なければ長年の頸椎からの神経によるものであると考えられます。四十肩や五十肩と言われることがありますが、年齢は全く関係ありません。頸椎下部の神経が肩周囲の筋肉を支配していますが、頸椎下部で神経を圧迫してしまうと、その筋肉が緊張し肩が壊れていきます。頸椎調整と肩関節調整により根本的に治すことができます。

また、画像で石灰が写る場合がありますが(石灰沈着性の関節炎)、石灰はたまたまレントゲンで写るだけで、痛みの原因にはなりませんので注意して下さい。

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うつ病、パニック障害、適応障害について

精神不安定について
精神不安定について
  • うつ病
  • パニック症
  • 適応障害

これらを発症してしまう方は比較的多く、増加傾向にあります。近年ではこの様な患者さんが多く、珍しい病気ではないと言えます。

パニック症、適応障害、うつ病の症状は様々で、突然強い不安感に襲われ、恐怖を感じたり、動悸、めまい、発汗、吐気、息苦しさ、震え、不眠、ホルモンバランスの乱れ、だるさ、無気力などの症状が出ます。

初期の場合は、発症の回数も少なく、症状が出ても短時間で消えてしまいますが、年々その発症頻度と時間が増加していきます。

精神不安定の原因

パニック症、適応障害、うつ病の本当の原因は、通常、ストレス、過労、性格的な問題、遺伝的なもの、などと言われていますが、主な原因はそうではありません。

もちろん過度のストレスで、短期的になってしまうこともありますが、これらの病気は自律神経失調症の症状の中の一つで、自律神経系の交感神経が過度に優位となっている状態より引き起こされます。

交感神経とは、簡単に言うと『戦闘モード』で、緊張、興奮、攻撃的、不安、恐怖、怯える、と言った状態です。通常なら乗り越えられることが乗り越えられない、普段気にする必要がないことがすごく気になる、と言う気が張った状態が続いてしまいます。人間は通常、交感神経と副交感神経を脳がコントロールをして正常に活動していますが、交感神経が過度に優位な状態が続くと精神的に不安定になってしまいます。

通常の治療方法

薬(安定剤など)

精神不安定の根本的な治療方法

人間は交感神経優位の状態が続くと、精神的に不安定になっていくため、交感神経優位の状態を正常に戻す治療が必要となります。

交感神経が過度に優位となる原因は、自律神経系を脊椎で圧迫してしまうためなので、脊椎の調整によりその神経の圧迫を取り除く治療が唯一の根本治療となります。自律神経系は主に胸椎(背中)に出口があるため、胸椎調整を正確に行います。

うつ病、パニック症、適応障害などの病気は、通常薬での治療となりますが、残念ながら薬では根本的な回復にはなりません。しかも、薬を長期で服用すると様々な反応が出たり、身体の負担も大きくなっていき、年々体調を崩す結果となります。特に抗うつ剤の様な薬はとても強い薬なので、身体への負担は大きくなります。

うつ病、パニック症、適応障害などを根本的に治療できるところはまだ非常に少なく、まだ一般的にその根本的な治療についてそれほど知られていません。

『うつ、パニック症、適応障害を根本的に治したい』と考えていらっしゃる患者さんは、長期に渡り薬で強引に症状を抑える治療ではなく、是非根本的な原因を理解し、根本的な治療を始めてみてください。

症例:60代 女性

5、6年前から精神的に不安定は日が増えてきて、心療内科を受診。うつ病と診断される。不眠症もあるため、抗うつ剤と睡眠導入剤により治療。薬での治療を続けてもなかなか改善しない症状に余計不安になるばかり。仕事でのプレッシャーもあり、パニック症を発症することも増える。数年間、薬を使ったことで体調がさらに悪化し、内臓の機能も低下。

当院に来院、背中(胸椎)を開始。
通院から5回目程度から不眠症が改善。7回目以降ではパニック症は完全に消失。通院から11回目程度で不安感は改善。15回目以降では、うつ病の症状も消失し、その他の症状も回復。その後、薬の服用も中止し、脊椎調整によるケアを続け、精神的にも身体的にも良い状態を維持。

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