起立性調節障害について

起立性調節障害について
起立性調節障害について

起立性調節障害の方は近年増加傾向にあり、特に成長期の子供たちに多く見られる病気です。その症状は様々で、

  • 朝なかなか起きることが出来ない
  • 朝の食欲不振
  • だるさ(特に午前中)
  • 全身倦怠感
  • 吐気、気持ち悪さ
  • 精神的に不安定
  • 立っていると気分が悪くなる、立ちくらみ
などがあります。起立性調節障害が原因で学校からにも行けず、そのまま不登校になってしまう子供さんも多い様です。

起立性調節障害の原因

起立性調節障害の原因は、通常、季節や気候の変化、生活リズムの乱れ、心理的・社会的ストレスなどど言われています。

しかし、これらは本当の原因ではなく、起立性調整障害は自律神経失調症の中の一つの症状で、本当の原因は背中にあります。

自律神経系は、胸椎(背中)に出口(椎間孔)があり、脊椎と脊椎の間から神経が出ていきます。自律神経系は内臓や身体の機能を全て任されている神経で、脳から指令を身体に伝えている大切なものです。

しかし、その神経を圧迫してしまうと、脳からの大切な指令が、正確に身体に伝わらなくなってしまいます。これが、自律神経失調症の原因です。起立性調節障害はこの自律神経失調症の一部と考えてください。

夜しっかり寝て、朝スッキリ起きる、昼間は元気に活動できる、胃腸も正常に動く、体温調節も血圧も正常にコントロールできる、はずが自律神経失調症になると全くできなくなってしまいます。

脳や身体は正常なのに、途中で指令が狂ってしまうことで起立性調節障害になってしまう訳です。

起立性調節障害の通常の治療方法

漢方薬などの薬、カウンセリング

起立性調節障害の根本的な治療方法

起立性調節障害は、胸椎(背中)で自律神経系を圧迫してしまっていることが原因なので、脊椎調整により自律神経系の圧迫を取り除く治療が必要となります。

成長期の子供たちは、とても若いので脊椎調整が容易であるため、ある程度の期間しっかりこの治療ができれば起立性調節障害は治すことができます。

薬での治療は根本的に治すことは難しい上に、成長期の子供たちが薬を飲み続けることで薬の副作用も強いためお勧めしません。

当院でも多くの起立性調節障害の子供さんが来院されていますが、脊椎調整をしばらく行うことによりほとんどの子供さんが回復しています。

子供たちの不調にも必ず原因があります。
・ストレスのせい
・環境が悪いせい
・性格的なもの
・もともと身体が弱いから
・怠けてるから
と、大人は思ってしまいますが、ほとんどの場合、そうではありません。毎朝元気起きて学校に行きたいのに、起立性調節障害が原因でそれができないのです。

起立性調節障害は、脊椎調整により根本的に治すことができます。しかし、根本的な治療を受けることができなければ、自然に治ることはなく、大人になっても自律神経失調症で悩むことになってしまいます。

起立性調節障害を根本的に治すには脊椎調整による特殊な治療技術が必要となります。長野県内では起立性調節障害の根本的な治療ができる院はまだほとんどありません。

当院の起立性調節障害の治療実績
(主に、松本市、塩尻市、安曇野市の起立性調節障害患者を対象)
起立性調節障害の回復、又は改善率  85%以上
(但し、総通院回数 5回未満の方は除く)

症例:18歳 男性

数年前から調子が悪くなり、学校を休ことが増える。夜の寝つきが悪くなり、朝が起きられない。ひどいときには、頭痛やめまいでベッドから起き上がることができない日も。胃腸も弱くなり、あまり食欲がなくなり、体重を減少。だるさが悪化し、精神的にもネガティブになっていた。

医療機関を受診。起立性調節障害と診断され、薬を処方された。薬を服用していても症状はほとんど改善しなかった。

当院を受診。頸椎と胸椎の調整を開始。通院5回目程度で、寝つきが改善。通院7回目程度で、頭痛とめまいは消失。10回目程度で、朝まで起きずに寝れる日が出てくる。12回目程度で、胃腸の不調はなくなり、だるさも回復。14回目以降では、ほとんどの症状が消失。

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