こむら返り、脚のつりについて

こむら返り、脚のつりについて
こむら返り、脚のつりについて

夜中や朝方にふくらはぎがつる(こむら返り)、太ももがつる、歩いていると急に脚がつる、足の裏の筋肉がつる、足の指がつる、などでお困りの方も多いと思います。

比較的、高齢になってくると多くなります。

こむら返りの原因

こむら返りや脚の筋肉のつる原因は、年齢や疲れのせいではありません。または、水分不足でこむら返りが起きると良く言われていますが、それも間違いです。

こむら返りは坐骨神経痛の一つの症状で、腰椎で神経を圧迫してしまっていることが本当の原因です。

脚の筋肉は全て腰椎から出てくる神経が支配しています。通常、脳から『脚のここの筋肉を縮め、脚を動かせ』と言う指令が出て、その指令を神経が脚の筋肉まで伝えることにより脚を動かすことができます。

しかし、神経を途中で潰してしまっていると、正常に信号が伝わらなかったり、勝手に信号を出してしまいます。

腰が悪く、腰椎で神経を潰してしまっていると、脳が縮めと言う指令を出していないのに、腰から間違った指令が出て、自分の意志と関係なく脚の筋肉が縮む、これがこむら返りや脚のつる本当の原因です。

ふくらはぎの筋肉は、腰椎5番の神経(坐骨神経)が支配しています。つまり、腰でその神経を圧迫してしまい、勝手に信号が筋肉に伝わり、自分の意思とは関係なくふくらはぎの筋肉が収縮すると言うことです。

こむら返りの通常の治療方法

薬、水分補給

こむら返り、脚のつりの根本的な治療方法

腰椎で神経を潰してしまっていることがこむら返りや脚のつりの原因なので、腰椎の調整を行い、腰椎の神経の圧迫を取り除く治療が必要となります。

当院でも腰の治療で来院される方が多いですが、腰が悪い方は良くこむら返りや脚のつりがあると聞きます。しかし、腰椎調整で腰が治ってくるとこむら返りは自然と消えていきます。

歩いていて脚がつったり疲れやすいのも腰からの神経痛が原因なので、腰椎の調整が必要です。
脱水の状態だと筋肉はつりやすくなりますが、極度に脱水にならないと筋肉はつらないため、皆さんが通常経験している脚のつりはほとんど神経痛があるためです。

運動選手も同様です。良く運動中にふくらはぎや太ももが攣ってしまうアスリートもいますが、腰が少しでも悪いと脚の筋肉は攣りやすくなってしまいます。脚が攣りやすい状態で運動を続けると肉離れなどの怪我をしやすくなります。また、筋肉に張りが出やすい状態では運動のパフォーマンスが著しく低下してしまいます。

当院のこむら返り、脚のつりの治療実績

(主に、松本市、塩尻市、安曇野市のこむら返り患者を対象)
こむら返りの回復、又は改善率  95%以上
(但し、総通院回数 5回未満の方は除く)

症例:70代 男性

もともと腰が悪く、ギックリ腰を繰り返していた。年々悪化し、脚がしびれも出始める。それと同時に夜中や朝方にふくらはぎの攣り(こむら返り)の回数が増加。昼間でも急にふくらはぎや太ももが攣ることも。

医療機関を受診。漢方薬をもらい、あとは水分をしっかり摂取する様に指導があったのみ。もちろん、その後こむら返りの回数は改善せす、むしろ脚が攣る回数は少しずつ増加。

当院を受診。腰椎の調整を開始。通院4回目程度からこむら返りの回数が減少し始める。通院7回目程度で、昼間の太ももやふくらはぎの攣りは消失。9回目程度では、夜中や朝方のこむら返りも消失。

症例:15歳 男性

小学生の頃から野球をやっている男性、中学ではクラブチームで活動。小学生の頃から練習中や練習後に膝やふくらはぎが痛くなることがあり、中学生になるとその頻度が増加。更にベースランニングなどのときに脚が攣ってしまう。その後、練習から帰る自転車でも太ももやふくらはぎが攣ることが増加。

医療機関を受診し、検査を受けたが原因不明とされる。

当院を受診。腰椎調整を開始。通院から3回目程度で膝やふくらはぎの痛みが減少。通院5回目程度で、練習後の太ももやふくらはぎの攣りは消失。通院7回目程度で、ベースランニング時の太ももとふくらはぎの攣りも消失。それ以降は、練習中や練習後に攣ることはなくなり、野球のパフォーマンスも向上。

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